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時代の変化 [TV]

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具体的にいつ頃だったかは覚えていませんが、りえちゃんが激やせ後に主演したドラマです。

つかこうへいの「ロマンス」を原作に作られたドラマだそうですが、内容は同性愛などを扱った、ちょっと刺激的なもののようです。

ただ、当時は低視聴率で今ひとつぱっとせず。

私も全く見ていませんでした。



で、この番組が始まる前に読売テレビ(全国ネットだと日テレ)で改編番組対抗クイズ番組が放送されていました。

司会はナインティナインで、勿論この「ロマンス」の出演者達もクイズの解答者席に座っていました。

質問内容は忘れましたが、とある早押し問題でりえちゃんがボタンを押して「ドリカム!」と答えました。

結果は不正解だったのですが、間違った瞬間りえちゃんは下を向いてしょんぼりしていました。

ボタンを押していた時の様子もまるで怖々答えようとしているようで、テレビを見ながら「あ〜、大分精神的に参ってるなぁ・・・」と思いました。

失敗を恐れているような感じでした。

やはりあれだけ重度の拒食症にかかると、何でもないことでも重く受け止めてしまう精神状態になるのでしょう。

すると司会のナイナイの岡村さんが気を使ったようで、話の流れでりえちゃんを見ながら「ぼくだったら絶対にりえさんをさそいますねっ!!これだけの美女を放っておくなんて・・・」みたいなことを冗談っぽくですが言っていました。

岡村さんならではの気遣いだったんだと思います。

りえちゃんは何と答えてよいのか分からない表情をしながら、岡村さんを見ていました。

今では理解できないでしょうが、りえちゃんが人気絶頂の頃は、こういった感じの扱いはある種タブーだったように記憶しています。

とにかく腫れ物に触るような扱いだったというか、常に持ち上げて、間違ってもイジる真似は絶対にしてはいけない、みたいな感じだったと言うか・・・。



例えば、彼女がまだ16、7歳くらいの時に、とある番組で渡辺正行さんが「・・・りえちゃんなんか胸が大きいから・・・」と何気なく言ったことがありました。

その瞬間、「・・・あ、またこんなこと言っているとお母さんから怒られてしまいますからね。え〜、お母さんから『りえはいい子ですって言って下さい!』って言われていますからね。言わないといけませんからね。」と言い直しました。

そして改めて画面を見ながら「はい、りえちゃんは、いい子です。」と一言言っていました。

確かに親にしてみれば自分の娘が性的な対象として扱われるのは気分が良くないです。

でもその数年後にりえママは娘のヌード写真集を発売しているわけですし、ここでは娘を売り物にしてしまっていたわけで・・・。

要はりえちゃんサイドにしてみれば、その他大勢のタレント達と一線を画しています、としたかったのでしょう。

一線を画した格が違うタレント、という意味だと思います。

これは他の人達は随分やりにくかったでしょうね。

こういうところが私が当時彼女を嫌っていた要因の一つでした。



とまぁ、例えばこんな感じで人気絶頂の頃は、随分と扱いにくい人というのが画面から伝わっていました。

それが人気低迷後(激やせ後)に当時の芸能界の構図が少しずつ変わっていき、彼女への扱い方もそれまでとは変わっていった中での、岡村さんの発言だったわけです。

勿論あの当時も今も彼女は大物扱いだとは思いますが、人気絶頂期にはほんの些細なことですら周りに制約が求められる程、彼女への扱いは大変慎重だったのです。

10代でこんな扱いを受けて、20歳そこそこで人気凋落+激やせとなれば、さぞ本人は現実を受け入れるのに苦労しただろうと思います。

だって、あれだけの人気とともに自分の溌剌とした美貌まで失ってしまい、おまけにその辺りから安室奈美恵が大人気となっていった時期でしたからね。

安室奈美恵はりえちゃんとは全く違うタイプの女性ですし、そういう世間の流行の変化にりえちゃんはきっと戸惑ったり焦りが出たりしただろうと思います。



というわけで、この番組対抗クイズ番組のやり取りの様子は、いろんな意味で時代の変化を見た気がした番組でした。

 

 


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