ワーズワースの冒険 [TV]
この回ちょうど見てました。
この時はすでにりえちゃんはいわゆる「激やせ」の時期に入っていたので、この回を見ながら正直「痛々しいなぁ・・・」と思ったものでした。
洋服で体のラインを隠しているようにも見えますが、却ってラインが強調されているようにも見えます。
この当時はまだ「りえママ」の力が大きく働いていた頃だったでしょうから、あの頃テリー伊藤が雑誌でも指摘していたように、正直彼女の洋服やお化粧のセンスがちょっと年不相応というか、まだ20代前半の割にちょっとオバさん臭い面がありました。
テリー伊藤は雑誌の中で『こうなったら同じ年頃の女の子達と「宮沢りえ美女軍団」を作って、ファッションや化粧などを競い合えば良い』と言っていました。
確かにこの当時は、やたらと大御所とのカップリングが目立った時期でしたし、同じ年頃の人達との噂(男女含む)は皆無、それどころか歌舞伎俳優や大物芸能人との噂ばかりが取りざたされていました。
それにやたらと着物姿だったりと、「アンタいつから大御所になったの?」と突っ込みたくなる演出が多くされていたように思います。
山城新伍と島田紳介が司会のとある特番で、美空ひばりのお母さんが書いた(だったと思う)自伝的な本を取り上げつつ美空ひばりについてのVTRをスタジオ内で流していた時のことでした。
紳介がその本を手に取って何やらひばりについて話している時に、「あっ、わかったっ!りえママ、これ読みよったんや〜!それでひばりのお母さんの真似をしよったんや〜〜!!」と言いながら、スタジオにいる他の共演者の人達に本を見せていました。
山城新伍は特に発言しませんでしたが、うんうん、と頷いていました。
確かに、ひばりのお母さんの手法とりえママの当時のやり方を見比べてみると、似ている点があると思います。
本当にそうだったかどうかは別として、当時のりえちゃんに年相応の若々しさが欠けていたのは事実でした。
りえちゃんが激やせ後に出演した「おしゃれカンケイ」を見たうちの母が、「・・・あら、この子、友達いないのかな?」とぼそっと呟いたことがありました。
きっと人気絶頂だった頃からずっと同世代の友人達と遊んだりすることが少なかったのだろうと思います。
おまけに激やせ後にはバッシングもありましたから、余計に同世代の人達と関わる機会は少なかったのかも知れませんね。
当時のりえちゃんはいろんな意味で傷ついたり、寂しかったりしたんだろうなぁ、と今さらながら考えたりします。
でもかつては絶大な人気を誇ったアイドルで、今でもマスコミは取り上げる存在。
きっとそのジレンマで随分と苦しんだんだろう、と思います。
そう考えると、彼女が拒食症にかかったのも無理はないのでしょうね。
それが今では「りえママ」の影は薄れ、彼女自身の姿がそこにあるように感じます。
勿論、りえママがあの頃に頑張っていなければ、彼女の今を支える基盤は出来上がらなかったわけで・・・。
拒食症にかかる女性の場合、母親との関係が大きく影響すると言われています。
勿論それが全てとはいきませんが、りえちゃんの場合、りえママとの親子関係が大きく影響したのは明らかでしょう。
実際彼女が激やせ後アメリカに住んでいた時、現地の拒食症リハビリセンターに入所した、と一部報道で取り上げられていました。
そのセンターの人は守秘義務を理由に言及していませんでしたが、ただ「とってもかわいい女の子が入ってきました」とインタビューで答えていました。
そこでは母子が一緒にお風呂に入るなどといったスキンシッププログラムが組まれていたそうで、どうやらりえママも一緒に参加しているのでは、と言われていました。
この病気はなかなか完治するのは難しいでしょうが、完治しないわけではないと思います。
ですから、いつかりえちゃんも昔のようなふっくら体型に戻る日が来るかもしれませんね。
コメント 0