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ロサンゼルスとコヨーテ降板と市原悦子 [思うこと]

りえちゃんが約8ヶ月ぶりにドラマに出演したのが「花嫁介添人がゆく」。

「花王ファミリースペシャル」という枠で放送されていたもので、1994年から2年程続いたドラマだったと思います。

主演は市原悦子で、りえちゃんは市原悦子の娘役でした。

このドラマの放送告知CMでは、冒頭から「ついに!ドラマにあの宮沢りえが帰って来る!」というキャッチコピーとともに、りえちゃんの出演シーンのダイジェストが流れる、というものでした。

当時アンチりえちゃんだった私は、「いつ見ても偉そうだなぁ、この人の売り出し方・・・」と白けながらこのCMを見ていたものでした。

ただ、このドラマに出演している頃から、徐々にりえちゃんが痩せてきていると言われ始めていました。

たまたまチャンネルを変えている時にこのドラマをちらっと見たのですが、屋台で市原悦子とおでんを突つきながら話しているりえちゃんの手が異常に細くて筋張っていたのに、当時とても驚いたのを記憶しています。

ちなみにりえちゃんの経歴にはなぜかこのドラマのことは触れられていません。

(Wikipediaを参考に書いていますが、それにしてもこのドラマは経歴に入れてはいけないんでしょうか・・・)



このドラマが終わった辺り(1996年1月)にロスへ一時的にお引っ越しをしたんですね。

あの頃はちょうど舞台「コヨーテ」のヒロインをギリギリになって降板し、突然ロサンゼルスに一時的に引っ越してしまいました。

彼女はこの時も、突然の、しかも公演が間近に迫っていた最中に降板をしてしまい、さすがに世間やマスコミはりえちゃんに批判的な目を向けていました。

おまけにこの頃にはりえちゃんはいわゆる「激やせ」をしていて、世間はそのがりがりぶりに大騒ぎをしていたものでした。

この突然の降板とロスへの引っ越しは、世間のあらぬ憶測を生み、マスコミはロスの空港に着いたりえちゃんを大勢で追いかけ回していました。

この時りえちゃんはあんなに痩せこけていたにもかかわらず、今で言うレギンスのようなものを履いて、体、特に下半身のラインがかなりはっきりと出る格好をしていました。

まるで骸骨に服を着せたかのような姿にびっくりしました。

何もあんな服を着なくても・・・、と正直彼女の感覚を少し疑ったりもしました。

この騒動(当時はすごい騒ぎだったんです)の時、空港でマスコミの人から「今回はなぜロスに滞在されるのですか?」との質問に、りえちゃんは「バカンスです」と答えていましたが、舞台の降板について聞かれると全くの無言になってそれ以上は答えませんでした。

その後もマスコミはロスでりえちゃんの動向を取材し続け、どんなコンドミニアムに住んでいてどれくらいの家賃か、多分この拒食症リハビリ施設に母子で入所したのではないか、などいろいろと書き立てました。

中には滞在中のコンドミニアム前で帰宅するりえちゃんを待ち伏せして突撃取材するテレビ局(確かフジテレビだったような気がします)もありました。

この時りえちゃんは車で買い物に出かけていたようでしたが、マスコミの姿を見るとナーバスそうに下を向いていました。

周りを関係者の人達(りえママ含む)が囲んでりえちゃん自身が対応する事はありませんでしたが、追いかけ回されている事に相当参っている様子が見て取れました。

調子のいい時はあれだけ持ち上げておいて、どん底に落ちるとその様子も全て含めてスクープしようとするマスコミのやり方には、今思い出してもあまり良い印象を持ちません。

まぁ、人気絶頂の頃にやりたい放題し過ぎたせいもありましたが、落ち目になると途端に面白可笑しく書き立てるマスコミのやり方に傷ついたのは確かでしょうね。




とまぁ、この一連の流れがあってりえちゃんは芸能活動を一時休止せざるを得なくなったのですが、それが今では舞台や映画で主役を張れる女優さんになって、見事復活を果たしました。

ここまで仕事をドタキャンして批判に晒され、且つ拒食症というイメージが大切なタレントにとって致命的とも言える状態に陥ったにもかかわらず、復活を遂げた。

勿論苦境にあった彼女を陰から支えたり助けた周りの人達の尽力もあったでしょうが、何より本人が頑張らないとどうしようもない事ですから、そういう意味でも彼女は精神的に強い人なんだなぁ、と思います。



それにしてもネットでは一切「花嫁介添人がゆく」の画像が出てきません。

何でだろう・・・?

 

 


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